🛠️ 最強の開発環境構築チャート
「メモ帳」でコードを書くのはもう終わり。プロと同じ道具(VS Code + GitHub + Cloudflare)を連携させて、書いたコードを全自動でWeb公開するまでの流れです。
ここは読み飛ばしてもOK!
一度設定が完了していれば、このページを見る必要はありません。「パソコンを買い替えた時」にだけ戻ってきてください。
一度設定が完了していれば、このページを見る必要はありません。「パソコンを買い替えた時」にだけ戻ってきてください。
基礎知識:登場人物の紹介
- VS Code
- 高機能なエディタ。コードを書くための「作業場」。
- Git (ギット)
- 変更履歴を記録する「裏方の管理人」。これがないと連携できない。
- GitHub
- コードをネット上に保存する「倉庫」。バックアップにもなる。
- Cloudflare
- GitHubの中身をWebサイトとして表示してくれる「放送局」。
STEP 1: 道具のインストール
1. Git for Windows
公式サイトからダウンロードしてインストールします。設定画面がたくさん出ますが、全て変更せず「Next」連打でOKです。
2. VS Code
インストール後、左のブロック崩しアイコン(拡張機能)から「Japanese」と検索して日本語化パックを入れます。
STEP 2: VS CodeとGitHubの「合体」
ここが最大の難所です。VS Codeに「GitHubのアカウント」を教えてあげて、自由に書き込みできるようにします。
- VS Codeの左下にある歯車アイコン ⚙️ をクリックし、「設定の同期をオンにする」を選びます。
- 画面上部に「サインイン」の選択肢が出るので、「GitHubでサインイン」を選びます。
- ブラウザが起動し、GitHubの許可画面が出るので、緑色のボタン(Authorize)を押して許可します。
- VS Codeの左下に自分のアイコンが表示されれば連携完了です!
STEP 3: Web公開設定 (Cloudflare)
Cloudflare Pagesを使えば、「GitHubにコードを送るだけ」で勝手にWebサイトが更新されるようになります。
- Cloudflareのダッシュボードで「Workers & Pages」→「Gitに接続」を選択。
- 公開したいリポジトリ(GitHubの倉庫)を選択して「セットアップ開始」。
- 設定は何もいじらず、一番下の「保存してデプロイ」を押すだけ。
🔄 日々の更新手順マニュアル
サイトの文字を直したり画像を追加したあと、それを本番に反映させる手順です。
ボタンを探すと迷子になるので、「魔法のコマンド」ですべて解決します。
イメージしよう:宅配便の流れ
1. コミット = 段ボールに荷物を詰めてガムテープで閉じる(荷造り完了)。
2. プッシュ = 宅配業者に渡して発送する(Webへ送信)。
1. コミット = 段ボールに荷物を詰めてガムテープで閉じる(荷造り完了)。
2. プッシュ = 宅配業者に渡して発送する(Webへ送信)。
STEP 1: コマンドパレットを開く
マウス操作は不要です。まず、このショートカットキーを押してください。
Ctrl + Shift + P
画面の上部に「検索窓」のような入力欄が出てきます。
STEP 2: コミット (荷造り)
操作手順
- 出てきた入力欄に
git commitと打ち込みます。 - 候補に出てくる 「Git: コミット」 を選択します。
- 「メッセージを入力してください」 と出るので、「トップページ修正」などと入力して Enter キーを押します。
⚠️ 全画面のエディタが開いてしまったら?
もし
もし
COMMIT_EDITMSG というファイルが開いたら、1行目にメッセージを書き、右上の「チェックマーク(✓)」を押して閉じてください。
STEP 3: プッシュ (発送)
コミットしただけでは、まだ自分のパソコンの中に変更があるだけです。最後に送信します。
操作手順
- もう一度 Ctrl + Shift + P を押します。
- 入力欄に
git pushと打ち込みます。 - 候補に出てくる 「Git: プッシュ」 を選択します。
👉 左下の青いバーがクルクル回って止まれば送信完了!数分後にはWebサイトが変わっています。
🚨 トラブルシューティング (SOS)
「エラーが出た!」「画面がいつもと違う!」という時のための緊急対応マニュアルです。
CASE 1: Cloudflareで「main」が選べない
症状: Cloudflareの設定画面でブランチ(main)が出てこない。GitHubを見に行ったらファイルがなく、英語のコマンドだらけになっている。
原因: VS Codeからの「宛先」設定が迷子になっていて、GitHubにデータが届いていない。
原因: VS Codeからの「宛先」設定が迷子になっていて、GitHubにデータが届いていない。
✅ 対処法:強制再接続コマンド
VS Codeで Ctrl + J を押して下のターミナルを開き、以下のコマンドを1行ずつコピー&ペーストして Enter を押してください。
# 1. 古い宛先設定を削除します
git remote remove origin
# 2. 正しいGitHubの住所を登録 (★URLは自分のリポジトリのものに書き換えて!)
git remote add origin https://github.com/nanashinotarou/VS-Code-GitHub-.git
# 3. ブランチ名を「main」に強制統一します
git branch -M main
# 4. 強制的に荷物を送りつけます
git push -u origin main
※4行目を実行した後、文字が流れて止まれば完了です。GitHubを再読み込みして確認してください。
CASE 2: 「Gitを使用する前に~」と怒られる
「あなたは誰?」というエラー
Gitを初めて使う時、名前とメールアドレスを登録していないとエラーになります。
Gitを初めて使う時、名前とメールアドレスを登録していないとエラーになります。
✅ 対処法:自己紹介をする
同じくターミナル(Ctrl+J)で以下を実行してください。
git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "your.email@example.com"